三越の自社企画衣料品売り場、神戸のアウトレットに出店

三越は５日、セレクトショップ（自社企画の売り場）をアウトレットモールに出店すると発表した。アウトレットモールへの出店は、百貨店で初めて。最終販路を確保して商品の消化率を高めるのが狙い。

　出店するのは、７月６日に神戸市北区にオープンする「神戸三田プレミアム・アウトレット」で、グッチなど海外ブランドも出店する高級アウトレットモール。三越は銀座店など９店舗で展開しているセレクトショップ「ニューヨークランウェイ」を「ニューヨークランウェイ　バイ　ミツコシ」の名前で出店。商品はレディス、メンズ、雑貨、キッズウエアをそろえ、前シーズンのものを中心に販売する。価格は店頭よりも３～７割安く、中心価格帯は３０００～１万円。自社企画のセレクトショップは、バイヤー（買い付け担当）が商品を直接買い付けた商品が中心で、委託販売などに比べて利益率が高いのが特徴だ。

　売れ残り商品を積極的に放出することで、百貨店の店頭での値引き幅を小幅にとどめ、高い利益を得ることができるという。同社はショッピングセンターへの出店にも積極的で販路の拡大を進めている。

【フジサンケイビジネスアイより】

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